発電・給湯をリフォーム時に考えてみては・・・


近年自然エネルギーと言われています。家庭で設置できる自家発電システムとして、太陽光発電の普及が進んでいますが、 意外とその価格や仕組みメリットについて、私たちは正しい知識が無いものです。 エコ・キュートやエネ・ファームはテレビCMでは耳にするけど、実際はどんなものかご存知ですか? このような機器の特徴を良く理解した上で、リフォームの際ぜひ有効に取り入れて行きたいですね。
発電
太陽光発電
太陽光のエネルギーを直接的に電力に変換する発電方式です。ソーラー発電とも呼ばれています。 再生可能エネルギーの代表的一種で、今世界が研究を重ねてこの利用に取り組んでいます。大きな特徴としては、
長所
- 無限のエネルギー源である
- 昼間の電力需要ピークを緩和
- CO2排出量を削減
- 発電時に廃棄物・温排水・排気・騒音・振動などの発生がない
- 規模に関わらず発電効率が一定であるため、小規模・分散運用に向いている
- 発電部(セル)は原理的に可動部分が無く、磨耗等による機械的な故障が起きない
短所
- 発電電力量当たりのコストが他の発電方法に比べて割高な場合が多い
- 夜間は発電せず、昼間でも天候等により発電量が大きく変動する
- 設置面積当たりの発電量が集中型の発電方式に比べて低い
太陽光発電は設置する場所の制約が少ないのが特徴で、腕時計から人工衛星まで様々な場所で用いられています。 地上に直接設置することも可能であるが、太陽光を十分に受けることができ、 パネルの重量に耐えることができる場所であれば屋根や壁など建造物の様々な場所に設置が可能です。 また近年は軽量で柔軟なフレキシブル型太陽電池も開発されており、取り付けの自由度が高まっているのです。
エネファーム
都市ガス・LPガス・灯油などの化石燃料から、改質器を用いて燃料となる水素を取り出し、空気中の酸素と反応させて発電するシステムで、 発電時の排熱を給湯に利用されます。化石燃料を利用することから、ガス会社が販売・普及に力を入れています。 なお、発電の際には水素を用いるため二酸化炭素が発生しませんが、改質で水素を取り出す過程では二酸化炭素が排出されます。
長所
- 発電で発生した排熱を直接利用できるため、排熱を利用しないタイプの火力発電や原子力発電と比べて発電時のエネルギー利用効率が高い。 コージェネレーション
- 自宅で発電をするため、送電ロスがほぼない
- ガス会社によっては、専用料金メニューを用意しておりガス料金の割引を受けられる
- 給湯時の発電により家庭で使用する4 - 6割程度の電力量をまかなえるため、電気料金が安くなる
- 補助熱源機を組み合わせて使用するため、湯切れの心配がない
- 補助金制度がある
短所
- 発電時の排熱で貯湯タンク内のお湯を温めるシステムであるため、貯湯タンク設置スペースが必要
- 補助金制度はあるものの初期費用が高い。1機あたり300万円前後
- 貯湯タンクのお湯が沸ききると発電を止める仕組みのため、発電量がお湯の使用量に左右される。 給湯能力が高すぎるため家庭用としては過剰性能
- 停電時には発電できない
発電&給湯
エコウィル
エネファームとの違いに迷われる方も多いですが、大きな違いとしてエネファームは、
化石燃料から燃料となる水素を取り出し空気中の酸素と反応させて発電する事に対し、
エコウィルはガスを燃焼させて発電します。当然、燃焼ということでCO2は発生します。
発電というより給湯がメインで、給湯の余剰熱で発電すると思っても良いでしょう。
設置コストがエネファームよりも安く、補助金も一番割合が良いです。ただ、給湯の余剰熱で発電するので、
お湯のタンクが一杯になれば発電はできません。よって長時間の
発電には向きません。また、定期的なメンテナンスが必要な設備ということをお忘れなく。
給湯
エコキュート
電力を使って大気の熱をくみ上げる(ヒートポンプ)技術を使った世界初の給湯器です。エコキュートは年間平均機器効率が約300%
(電気1投入すると熱をその3倍つくる)以上。仮に天然ガスを使って発電効率50%の火力発電所で電力を発電した場合に、
エコキュートを使ってお湯をつくると50%×300%=150%となり、天然ガス(都市ガス)を使った従来式燃焼式給湯器
(エコジョーズ機器効率95%)と比較して大幅な給湯の省エネルギーが実現できます。現在はオール電化の主力商品とされていますが、
燃焼型給湯機器と比較して多くの場合機器が高価です。しかし機器の効率が高く、
また割安な深夜電力を使用するため、燃焼型給湯器に比べ運転費用がとても抑えられすぐれものです。
このヒートポンプ技術を使ったものは、給湯の他に床暖房や浴室暖房乾燥もあり、多機能型エコキュートや床暖房専用の
ヒートポンプ機器も存在します。
ただ、深夜にコンプレッサーを稼動させるため低周波による騒音が発生します。現在各メーカーは静粛化に力を入れています。